2016年2月

February 2016

「アクティブシニアの地方移住を促進するには?」

平川浩之氏 一般社団法人Dream Society理事長および(株)Ring Link代表取締役

アクティブ「自ら進んで他に働きかけるさま(大辞林)」

来週2016 年2月2日(火)の当・上野倫理法人会では、一般社団法人Dream Society理事長および(株)Ring Link代表取締役の平川浩之氏をお呼びし、「アクティブシニアの地方移住を促進するには?」についての講話をお聞きいたします。

みずから進んではたらきかけることでいい効果が期待できるのであれば、閉じこもることなく積極的な行動を起こすのが、一歩抜きん出る秘訣のようです。2016年1月24日発行の日経ヴェリタスを読むと、「日本で生産されるシャッターの実に20%がここから送り出されている」という「三和シャッター工業」の洞察のよさがわかります。「国内市場頼みでは限界があると海外開拓に乗り出した」のは1992年がきっかけと、ほかの企業に先んじて買収などの「タネをまいたことが奏功し」、「連結純利益で140億円と過去最高になる見込み」のようです。

経営とは、まわりと足並みをそろえたり、まわりの顔色をうかがったりしながら進めるものではありません。参考にすべきは数字や傾向などであり、それらから目指すべき将来を予測し、より社会に貢献していくことでその企業の価値が認められるのではと思われます。「使えるものは使う」とも言えますが、つまりは「使えるようになることで効果や価値が出るものを、そのまま眠らせておくことなく適切に使う」のが賢い活動と言えるのではないでしょうか。では、「アクティブ」なシニアがもったいないことにならずに、有意義な生活を続けるためには何をどう活用できるのか、そしてその事例から私たちそれぞれの経営における「アクティブ」なものを見つけるにはどうすればいいのか、ぜひ洞察を深めにお越しください!

 



「縁づくり」

篠原由香氏 新宿区倫理法人会専任幹事およびレインボーガーデン代表

縁「関係。つながり(大辞林)」

来週2016年2月9日(火)の当・上野倫理法人会では、新宿区倫理法人会専任幹事でおられる、レインボーガーデン代表の篠原由香氏をお呼びし、「縁づくり」についての講話をお聞きいたします。経営者にとって、現在好調なものを当てにし続けていては、いずれ不調になったときに立ち行かなくなる可能性が高いことを肝に銘じておくべきと考えられます。

たとえば一つの受注先からの大量の注文に頼った経営方針を、この機会に見直すべきと考えられる企業について、2016年1月31日発行の日経ヴェリタスで紹介されています。「米アップル成長減速 iPhone頼み限界」とは、iPhoneを持つ多くのビジネスパーソンにとってもあまり喜ばしくはない記事と感じますが、とくに「売上高の約7割をiPhoneが占めている」アップルや、そのアップルが「最大の顧客」であるような部品供給会社などは、業績への影響が大きいようです。しかし「『脱iPhone依存』に成功している」ために「競争力が高く他の顧客への応用がきく」と評価されている企業であれば、株価も下がることなく維持できているようで、やはり「ただ一つのつながり」に絞ることの危なさを認識しておく必要があるようです。

「つながり」は「つくる」ことが大事なのであって、「つくる」ことをやめたり、壊したりすることは避けるべきでしょう。さまざまな状況で必要とされることによって、そのものに対する評価の視点もその都度変化するでしょう。ですが、偏った評価のみで本質を誤解される可能性も少なくすることができ、結果的にはより適切な評価を得ることができるのではと感じられます。私たちが経営する「企業」とは、つねに社会から評価されるものですが、適切に評価を得るためには、評価される機会を逃すことは避けたいものです。「◯◯しかできない」といった消極的な印象を与えることなく、自身の売りをより多くの場面で生かしていけるよう、さまざまな場面で活躍していきたいものですね。さて、来週の篠原由香氏の「縁づくり」では、どんな「縁」をつくっておられることをご紹介いただけるのか、ぜひ楽しみにお越しください!
 



「栞に学ぶ “第11条 万物生々” 安全の原点を考える」

中山公平氏 東京都倫理法人会事務長・東京都レクチャラー、リスクコンサルツオフィスナカヤマ所長

安全「危害または損傷・損害を受けるおそれのないこと(大辞林)」

2016年2月16日(火)の当・上野倫理法人会では、東京都倫理法人会事務長・東京都レクチャラーおよびリスクコンサルツオフィスナカヤマ所長でおられる中山公平氏をお呼びし、「栞に学ぶ "第11条 万物生々" 安全の原点を考える」についての講話をお聞きいたします。

「安全」であることと、何も変わらないことは必ずしも同じではないでしょう。安全を守るためには、危険な状態から抜け出す「変化」が必要となるかもしれません。2016年2月7日発行の日経ヴェリタスの特集は、「誰が経営を変えるのか」という、「会社のため」となる真のコーポレートガバナンス(企業統治)についての記事でした。会社の安全性、つまり安定した業績の上昇を考えるのであれば、「形だけ」の社外取締役や、むやみな株主還元を取り入れるだけが得策とは言えません。「安全」な経営とは、危機に目を向けずに理由もなく動いたり、理由を考えることをせずに何もしなかったりすることで成り立つものではなく、必要に応じてもしくは必要性を予測して変化していくものと考えられます。

たとえば、ブランドを守ることよりも会社が伸びることを考えるのなら、「(他社による買収や経営統合で)会社が本当に伸びていくのなら、『日立』のブランドにもこだわらない。」と判断できる状態を維持することが、会社の「安全」を守る適切な方法と言えるでしょう。逆に、会社が伸びていくためにはブランド力が必要だと判断できれば、より多くの消費者の目に触れるよう広告を増やすことも必要かもしれません。「広告費がかさんだ」という減益の分析はよく目にしますが、それが将来をきちんと予測した「投資」だったとすれば、いずれ「利益」を手に入れられるはずと考えられます。さて、来週の中山公平氏の「栞に学ぶ“第11条 万物生々”安全の原点を考える」では、どんな「安全」対策を参考にすることができるのか、ぜひ楽しみにお越しください!
 



「お金ドックで経済習慣病の改善」

佐藤とみ子氏 鎌倉市倫理法人会会員および一般財団法人1円くんまごころ財団理事長

習慣「繰り返し行うこと(大辞林)」

2016年2月23日(火)の当・上野倫理法人会では、鎌倉市倫理法人会会員でおられる、一般財団法人1円くんまごころ財団理事長の佐藤とみ子氏をお呼びし、「お金ドックで経済習慣病の改善」についての講話をお聞きいたします。

技術の進歩には試行錯誤が必要です。以前は長時間かかっていたものが短時間でできるようになったり、成果物としての質が向上したりといった「成功」には、努力や技術、ひらめきなどが重要ですね。2016年2月14日発行の日経ヴェリタスでは、「ドローンで自在 動く監視の目」との特集で、以前より格段に性能の上がったドローンと搭載されたカメラが紹介されています。固定されたカメラの代わりにドローンでの「動く」カメラが登場し、性能が向上したドローンが登場しました。さらに短時間で特定の人物を検出できるカメラが登場し、暗闇でもカラーで撮影できるカメラが登場したようです。このように、性能が向上するにはいくつかの段階を経ることが必要だと考えられます。「成功」も「失敗」も次への一時点であり、人も技術もより高い要求を満たせるようになってこそ、「成長」の機会が得られるものと思われます。

「繰り返し」という行動にも、同じ動作を繰り返すなどの無意識的な行動と、目標を達成するため「できるまでやる」ことや、目標を達成するために必要なことが「わかるまで考える」ことなどの意識的な行動には違いがあるでしょう。たとえば、なぜ暗闇では白黒の写真しかとれないのか、どうすればカラーで撮影できるのかを「繰り返し」考え、ついに「正解」にたどり着けたからこそ、必要としている所で使えているはずと考えられます。私たち経営者にとって、現在「失敗」したままになっているものや、「なぜか」うまくいかないことなどがないか、「繰り返し」検討することが「成功」への条件と言えそうです。さて、来週の佐藤とみ子氏の「お金ドックで経済習慣病の改善」では、「習慣」と「改善」にどんな関係があるのか、ぜひ参考にしていただくためにお越しください!

 



東京都上野倫理法人会主催・倫理経営講演会

「岐路に立つ 〜いま、求められる経営者の気骨」

岐路「わかれ道(大辞林)」

2月20日(土)、ヒューリック浅草橋ビルにて、上野倫理法人会の倫理経営講演会が開催されます。このたびの当講演会は時間を2部に分けて行われ、まずは「朝礼により高まるチームワーク」をご体験いただくため、第一部に関東キタック販売 株式会社様に「活力朝礼」を披露していただきます。さらに第二部で、「岐路に立つ 〜いま、求められる経営者の気骨」とのタイトルで、一般社団法人倫理研究所 法人局 普及事業部 主事および中国・四国方面 副方面長の田島康賢氏による講演をお聞きいたします。活力朝礼でチームワークを高めるのは必須事項として、それでも会社が岐路に立ってしまった場合、どう乗り切ればいいのでしょうか。皆様の会社にも参考になる点が見つかるかもしれません。ぜひ皆様お誘い合わせの上、お越しくださいませ!

私たち経営者にとって、会社が「わかれ道」にさしかかった時にどう判断するかは、それまでの経験や考えに基づくものとなるはずです。つまり、常日頃から、将来の「万が一」のことを考えていないと、「いざ」というときに適切な判断がしづらくなるでしょう。その「いざ」というときの選択肢は、一つしか選べない状況になるより、複数から選べたり複数を選択できたりする方が望ましいと言えそうです。2016年2月7日発行の日経ヴェリタスでは、「企業業績の減速」が取り上げられています。原因は、「中国など新興国景気の減速」であったり「資源価格下落の影響」であったり、または「主要顧客である米アップルのスマートフォン」の受注悪化であったりと、ある1つの原因によってその企業の業績が著しく悪化してしまう例が目立つようです。

今日のこのような状況からは、「~頼み」と何か1つに依存することの不安定さが考えられそうです。ある条件が弱くなった時、別の対策によってその弱さを補えるようにできれば、経営の「わかれ道」に直面したときでも冷静に軌道を進めるだろうと予想されます。たとえば「流行」しているのは今だけなのか、それとも今後長期的には「定番」になることを期待できるのかなどを考えて、その分野の全事業に対する着手割合を決めることも大切と言えそうです。もし将来ある分野の「流行」が下降することが予測されれば、その流行後の分野を予想することで、業績への影響がよいものにすることができるかもしれません。「わかれ道」での状況によって、その道の先の明るさが決まると心すべきと考えられます。幸いにも、人は「過去」から学ぶ能力を持っています。「自分」はどうすべきかを考え判断する機会を持ち続けられるよう、「事例」の研究は必須と言えそうですね。さて、誰にでも経験しうるものである「岐路」に対処するため、少しでも多くの事例を参考にできるよう、ぜひこの上野倫理経営講演会もご活用ください。皆様とお会いできることを楽しみにしております!